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第二部 「手紙がとどいた」
あいちゃんとタッチャンの家は、大きな木のほら穴です。
ある日のこと、二人が森で遊んでいると、強い風がビューッとふいてきました。気がつくと、足もとに一通の手紙が落ちていました。二人は手紙を開いてみました。すると、
「助けてください!
みんな元気も笑顔もなくて
水も自然もよごれています。
お願いします!」
あいちゃんとタッチャンは手紙を読みおわると、なやみました。
「だれからだろう・・・、どうしよう。」
「でも、みんなを元気にしてあげないと・・・。」
二人は森のようせいの仲間にそうだんしました。すると、みんなは、賛成してくれました。
「旅をするのに舟がいるな。」
みんなが力を合わせて木の舟を作ってくれました。
「二人のパワーで、みんなを元気・笑顔・仲良しにしてあげてね。」
「体に気をつけてね。」
森のようせいたちが全員で見送ってくれました。
「みんな、元気でね。」
こうして、あいちゃんとタッチャンのぼうけんの旅が始まりました。